入札価格の査定 基礎知識

競売不動産の入札方法と入札価格を査定する基本的な算出方法のお話です。

入札の準備

入札物件を選んで調査も終えたら、いよいよ入札です。
執行裁判所で入札書類を請求して揃えます。無駄足にならないように「取下」「中止」「延期」なども注意して確認しましょう。

入札価格の査定

過去の同様物件の落札価格や一般市場の価格と比較します。収益目的の物件であれば利回りから価格査定をします。立退き料やリフォーム代、税金などの費用も考慮しましょう。

入札保証金の振込

入札物件の執行裁判所専用の振込依頼書で振込み、入札最終日までに着金の確認がなければ入札無効になりますので注意しましょう。

入札書類の提出

入札書に間違いのないように入札金額を記入して提出します。あとで心配を避けるためにも記入したら写真を撮ったりコピーをしておく事をお勧めします。また入札は裁判所に提出するか郵送でも可能です。

利回りから計算した入札価格

年間の家賃収入÷希望した利回り=物件価格(諸費用込) 物件価格(諸費用込)-(明渡費用+リフォーム費用+登録免許税+※強制執行費用)=入札価格

※強制執行代を計上するかは物件の状況で判断します。

資産価値から計算した入札価格

一般市場土地価格+建物価値×※係数=入札金額

※競売の場合は瑕疵担保責任がなかったり、明渡しまでに時間がかかるなどを考量して
係数を考えます。

転売業者の計算した入札価格

再販売価格-利益(15%前後)-諸経費=入札価格

こちらから【入札前に必見!3点セットの見方を参照】

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